天才がどんどん生まれてくる組織 (新潮選書)



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天才がどんどん生まれてくる組織 (新潮選書)
天才がどんどん生まれてくる組織 (新潮選書)

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知的風土とはどのようなものか分かる

天才を輩出するための教育システムの事例集。はじめに伝統のある教育システムを作り上げた人が紹介されている。そのような学校組織を作り上げた人こそが天才なのかもしれない。
言い回しがくどすぎる

筆者特有のメタファを用いた言い回しを多用し、組織論を語っている。普段はすんなり入ってくる筆者の癖のある言い回しがこの本に限っては耳障りに感じられた。頻出キーワードでありメインテーマの「猿飛の術」はイコール「技化」だ。一応組織論に特化された内容ではあるが「技化」に関しては過去の著書で書き尽くされ感があり、枯れきった言葉だ。今更「猿飛の術」というメタファを用いて、得意げに挿入する必要性は感じられなかった。筆者の教育者としてのお節介ぶりが悪い方向で出てしまったといえる。具体的な組織事例をあげた、組織論の論理展開のさせ方は、目新しい発見もあり、興味深く読むことができた。
明日から、天才を生み出せる、わけではないけれど

そういう組織を作るために、どんな準備が必要なのかが書かれています。
もっと言えば、天才が生まれる環境や背景はいかなるものか、ということ。

一朝一夕には真似できないけれども、それでもひとつの方針を立てるのに役立てられると思います。
この本の事例を現実のありふれた世界にどう対応させるか、その辺がポイントになるでしょう。
僕自身は研究室という小規模な組織に属しているので、サルトビやトキワ荘なんかがためになりました。

また、教養として読むのもいいですよ。
宝塚や理研やトキワ荘あたりは、よく聞く名前ですよね。
言いたいことはただ1つ

斎藤さんがこの本で言いたいことは「有能な人材を多数輩出する組織にはしかるべき仕組みがある」ということだ。
逆に言えば、そういった仕組みを意識して作り出すことができれば、優れた人材を多数生み出すことが出来る、という事実をいくつか例をあげながら説明している。

しかし、この本で伝えたい内容からするとこの頁数は多すぎる。
もっとシンプルに出来たのではないかと思う。
文章が不用に繰り返されている印象で、読み進めるのに飽きることがあった。
題材も具体例の選択も面白いので、その点が惜しい。
組織といっても、学校の話などが多いです

現代における天才とは何か、なぜ天才は、特定の時代や組織から現れるのか?について、その秘密を、教育制度、組織制度等から探ろうとした本です。
対象となる事例として、スポーツ界、将棋界、江戸時代の藩校、音楽界、漫画界等が取り上げられています。企業や研究機関等は、ほとんどありません。事例から、一般にも通用する法則を、抜き出します。

事例のためか、子供や学生の教育に関する法則が多かった気がします。大人や一般の企業等に適用できる法則も、「ちらほら」程度でしょうか。

本題とは関係ないですが、「将棋の棋士育成の世界」や「サッカーのプロ育成組織」「音楽家育成」等、あまりなじみのない世界が、垣間見れて興味深かったです。
非常に読みやすく、すらすら読める本でした。



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